おもちゃのギブタとして最初のゴールデンウイークが終わりました。

色々感じたので、久しぶりに[店長の戯言]として残させていただきます。

あくまで私個人の意見ですので、取引停止とか制裁するのは勘弁してくださいね。

今回は、私が大手で一番好きな玩具メーカー”タカラトミー”が開発販売している「ベイブレードバースト」を例に書いてみたいと思います。

2017年秋頃こんな問い合わせが結構ありました「友達の間で流行ってて中には数十個持ってる子もいる!みんな持ってるから欲しい!って長男(幼稚園年中)が言うので強いのを買いたい。ドレインなんとか と なんとかロンギヌス と ランチャーLR と 持ち手 と 回す場所 と…。一式欲しいっていうのでイオンもトイザらスも行ったけどどこにも無い!そこには売ってるのか?」「全部じゃないけどありますよ。でも入手困難でプレミア価格になっているものもあります。」「なんであるんだ?定価じゃないのか!定価のだけ来週行くから置いといてくれ!駐車場はどこだ?」「すみませんが取り置きはできませんし駐車場もありません」

↑このやりとり、一消費者の立場しか知らないと「大手に無いのに駐車場も無い様な店になんであるんだ?客が買うって言ってるのに詳しい在庫を言わないし取り置きできないなんて偉そうな店だなぁ~!」と思うかもしれません。

なのですが、末端小売店の立場から説明すると以下の様になります。

[疑問1]友達の間で流行ってて⇒⇒[回答1]ベイブレードが流行ってる理由は、ベイブレード自体の魅力もそうですが、アニメやコロコロコミック等の雑誌、YouTube等の動画配信サービスへの拡散、CM等の広告(プロモーション)を何年も続けた結果であり、誕生して3年以上経過しておりB-79ドレインファブニル.8.Ntより先に78種の商品が発売されています。中学生になっても続けるお子様は少ないので、古いものも多く持ってるお子様は中学生以上の知り合いにでも譲って貰ったか両親がネットなどで購入している可能性が高いです。ベイブレードは同じ物を継続して生産する定番玩具ではなく、次々と新しい商品を発売していく流行玩具なので、古い型番や人気の型番の新品商品を定価で購入するのはかなり困難です。また、ベイブレードバーストの対象年齢は6才以上となっていて外箱にも記載されています。5才以下の使用は推奨されていませんし、公認や公式のイベントには6才であっても小学生になっていないと参加できない決まりがあります。(私個人としては、4才前後でも楽しめる玩具と思うのですが、メーカー様の立場からすれば大怪我して訴えられでもしたら企業の損失に繋がるという判断なんだと思います。(あくまで推測))

[疑問2]イオンもトイザらスも行ったけどどこにも無い!⇒⇒[回答2]ベイブレードは毎月新製品が発売されるのですが、大量に生産されるのは最初の1-2ヶ月が多いようです。購入を希望されていた商品はそれより前の物ばかりですので、大手チェーンには大量に入荷したけれど目に触れるお客様もかなり多く、個数制限しないケースも多く売り切れてしまっている可能性が高いです。(メルカリ等のフリマアプリが全盛ですので転売目的だけで買う方も結構いるようです。)ベイランチャーLR等大手には再入荷したものもあるようですが、「たまたまあって1個買ってくれたけど、お母さんはあるだけ全部買ってメルカリでかなり儲けて喜んでたよ!」って教えてくれたお子様もいました。

[疑問3]取り置きはできませんし駐車場もありません⇒⇒[回答3]妖怪ウォッチ等過去に何度も取り置きしたものを買いに来ていただけず悲しい思いをしました。在庫が残り不良在庫になってしまうと仕入金額が全て損失になります。損失が多くなると仕入れができなくなり潰れてしまいますのでもうお応えできません。提携駐車場はありませんが、倉敷駅に隣接するビルにありますので電車やバス等の公共交通機関や自転車をご利用されるのをおすすめしています。現状200円~千円程度のお買い物をされる方が多く、駐車場代を当店が負担できる程の客単価には至っておりません。(私自身一消費者だった頃は「無料駐車場が無い店なんて不便!!」って思っておりました。提携駐車場っていうのは駐車場代をお店が払う仕組であるとの意識も薄かったです。利便性を優先する消費者目線から郊外店も検討しましたが、郊外だから客単価が上がる様な業種ではありませんので、全く採算が合わない(利益が出ずすぐ潰れる)と判断し諦めました。)

[疑問3]大手に無いのになんであるんだ?⇒⇒[回答3]当店のような実績もない小さな小売店の場合、お幅にカット配分されることが多く、通常の問屋様から通常入荷する数はかなり少ないです。「入荷は少ないしいつ行っても売り切れ!」では短所しかない店になってしまいますので、足りない分は手間を惜しまず割高な仕入先から補ったりしながらできるだけ多くの種類を販売しお客様に喜んでいただけるよう努力しております。できるだけ多くのお子様に喜んでいただきたいので、販売方法についても同じ物はおひとり様1個限りとする等、転売防止にも努めています。

 

お子様の笑顔のお手伝いをすることで、お互い幸せな気持ちになれるお店にしたくておもちゃ屋の経営を始めたのですが、継続して実現するには多くの壁があり「実際やってみると近所のおもちゃ屋も駄菓子屋も無くなった筈だよな…。」ってのが正直な気持ちです。

 

今回は壁のうちの一つ、品揃えの難しさについて少し触れてみました。こうなってしまうメーカー様や問屋様の立場からの理由(あくまで推測)や客単価の話等、いずれはもっと深く書くと思いますが、次回はイベントの面から見て「店長がどんどん”偏屈”になっていく!」訳を書いてみたいと思います。

 

1日でも長くお店を続けていきたいと思っておりますので、ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。